西区身体障害者団体協議会へ
ようこそ
私たちは、障がいがあっても、
地域で幸せに暮らし続けるため、
ちがいを知り、認め合い、共に生きる街
を目指しています。
障がい者が、一歩外に出ると嫌な思いをすることがたくさんあります。それが原因で外に出ることができなくなってしまう仲間がたくさんいます。意図的な悪意よりも、悪意のない善意からくる差別行動や無知からくる言動の方が人をより深く傷つける場合があります。
時代が変わり、障がい者をあからさまに排除することは、少なくなってきました。しかし、「かわいそうで不幸な人」・「迷惑で面倒くさい人」・「金食い虫の厄介者」と感じている人は、まだまだたくさんいます。お金を稼げない人は、生きている価値がないとみなされ、生産阻害因子だという考えを持つ風潮が今だにあり、障がいがある人にとっては、相変わらずつらい世の中になっています。
障がい者が、特別な人として分けられている社会では、障がいがある人と知り合う機会もなく、自分とは関係のない人とされ、そのため障がいがある人とどう接していいのかのわからないというのが現状です。設備的なバリアフリーは徐々に進んできましたが、人の心のバリアフリーはまだまだ進まずにいます。
あなたは、偏見を持っていませんか?障がいに限らず、性別・国・人種など差別はたくさん存在しています。知らないということが誤解を生み、誤解が偏見となり、差別につながるのです。
知らないから、違いに戸惑ったり、違いを恐れたり、違いから逃げたりしてしまうことがあります。興味を持って違いを知ることでガチガチに凝り固まった固定観念を柔らかくもみほぐすことができるのです。違いと向き合うことを避け続けていると、永遠に違いの持つ楽しさを知る機会を逃してしまうことになってしまうでしょう。
『常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションである。』アインシュタインが残した言葉です。育った環境により、様々な常識がつくられます。しかし、新しい常識を身につけることは、そんなに難しくはありません。新たな常識を受け入れることで上書きされるのです。それは、自分の考え方を多数派に変えるということではありません。
人は、同じところもあれば、ちがうところもあります。一人として同じ人はいません。「そんな人もいるんだ」「そんな考え方もあるんだ」と自分とは違う人の存在を認めることが大切なのです。
私はわたしのままでいい!
あなたはあなたのままでいい!
ひとりで悩んでいませんか?
あなたの話を聴かせてください。
個人情報や相談内容は、外部にはいっさい漏れることはありません。
身内の方にも漏れることはありません。
費用もいっさいかかりません。
どんなことでも安心してご相談ください。
きっとあなたの力になれます。
ピア・カウンセリングの『ピア』とは、同じ経験者・同じ仲間という意味があります。同じ仲間同士が、対等な関係を大事にしながら、お互いに話を聴きあい、気持ちを楽にするためのカウンセリングです。
ピア・カウンセリングには大きく2つの役割があります。精神的サポートと生活しやすくするための情報提供です。
行政機関などには、話しづらいことでも、同じ仲間なら話せることがあると思います。
●同じ障がいを持つ仲間がどんな生活をしているのか知りたい
●どんな制度が使えるのか知りたい
●今後の生活の見通しが全くわからない
●外に出て行くのが怖い
●友人や家族との付き合い方
●仕事や学校のこと
●結婚や恋愛のこと
その他、どんな些細なことでも大丈夫です。
あなたの悩みをぜひ聴かせてください。ひとりで抱え込まないでください。あなたの悩みは、私たちが経験したことのある悩みかもしれません。障がい当事者として、自らの経験を踏まえて相談に乗ります。
カウンセリングの技術や方法をしっかり学び、障がいに関する知識や情報を豊富に持つ、障がい者として経験豊かなピア・カウンセラーがあなたを全力で支援します。
※ご覧になりたい項目をクリックして下さい。
西区身体障害者団体協議会について
昭和33年「大阪市身体障害者団体協議会」が結成され、その支部として「西区身体障害者団体協議会」(区身協)を設立しました。
当団体は、身体(肢体・聴覚・視覚)に障がいがある当事者による当事者のためのセルフヘルプグループ(自助団体)です。
当団体は、障がい者の※1「完全参加と平等」のために、地域での自立と社会参加の実現を目指し、自らの暮らしを自らの手でより良くすることを目的として活動しています。
まだまだ社会に知られていない身体障がい者の存在をアピールし、地域への啓発と理解を広げると共に、地域で孤立している身体障がい者の幅広い社会活動への参加を目指し、自立生活や就労などの生活相談、そして身体障がい者の権利を擁護し、生活向上を目指した様々な情報を発信する活動を行っています。
当団体は、「大阪市身体障害者団体協議会」の活動と共に、「大阪市西区役所」、「大阪市西区社会福祉協議会」などの公的機関、「身体障がい・知的障がい・精神障がい」に関係する機関や団体とネットワークを組み連携しながら、障がい者の人権擁護や地域に向けて障がいの理解を深める活動を行っています。
●身体障がいがある方への相談支援
・ピアカウンセリング
・障がい者相談
・人権擁護支援
●社会参加促進及び会員間の親睦
・新年会
・社会見学会
●区政への参加
・街のバリアフリー点検
・区役所との意見交換
●障がいの理解のための啓発
・講演
・手話教室開催
・小中学校での福祉教育
・人権週間啓発活動
・障がい者週間啓発活動
・セミナー開催
●地域交流
・西区障がい者・児ネットワーク「そよかぜ」
※(西区内の障がい(知的・精神・身体)に関係する事業所等で結成した団体)としての活動
・区民まつりへの参加
・手話体験や車いす体験
●障がいに関する社会資源などの情報発信
・機関誌「区身協だより」発行
・セミナーなどの案内
私たちは、※2「ノーマライゼーション」の理念のもと、”だれもが等しく生きられる社会”の実現を目指しています。※3「私たち抜きに私たちのことを決めないで」を実現すべく、住みやすいまちを私たちの手でつくりたいという思いで活動しています。
私たちにもできることがある!
私たちにしかできないことがある!
私たちだからこそできることがある!
虹はそれぞれがその色をたもって、輝き合っているからこそ美しいのです。
障がいがあっても、ふつうの市民と同じようにあたりまえに地域で暮らそう!!
虹のように、そのままの個性をたもち、そのままの個性を尊重しあって、みんなが暮らしやすい豊かなまちにしよう!
みんなちがってあたりまえ!
みんなちがってみんないい!
みんなちがってみんないっしょ!
国連が、障がい者の社会生活の保証・参加のための国際的努力の推進を目的として、『完全参加と平等』をテーマに掲げ、1981年を「国際障害者年」とすることを決議した。
障がい者は,その社会の生活と発展に全面的に参加し,他の市民と同様の生活条件を享受し,生活条件向上の成果を等しく受ける権利を持つとし、(1)障がい者の身体的、精神的な社会適合の援助 (2)就労の機会保障 (3)日常生活への参加の促進 (4)社会参加権の周知徹底のための社会教育と情報の提供 (5)国際障害者年の目的の実施のための措置と方法の確立などを掲げた。
ナチスを批判する記事を書いて収容所にいれられた経験のあるバンク・ミケルセンが大規模入所施設で暮らす知的障害者の現状を知り、その暮らしがあまにも異常(アブノーマル)で非人間的だと感じ、知的障害者の暮らしをノーマルにしなければならならないという理念をノーマライゼーションということばを使って社会に訴えた。
その後、ベンクト・ニィリエがノーマライゼーションを実現すべく、具体的に8つの原則を発表した。
①一日のノーマルなリズム
朝起きてから、夜寝るまでずっと同じ部屋、ずっと同じ場所、ずっと同じ服で過ごすことがないようにすること。
一日の中で頑張る時間、楽しむ時間、休む時間があり、当たりまえの時間に食事をすること。
②一週間のノーマルなリズム
毎日が日曜日のようではなく、休日を心待ちにして頑張る日・余暇を楽しむ日・心身を休める日など変化のある一週間にすること
③一年間のノーマルなリズム
季節を感じる食事・服装・行事や長い休み・誕生日などのイベントで一年を実感できるようにすること。
④ライフサイクルにおけるノーマルな発達的経験
それぞれの時期に発達のための当たりまえの経験(学校・旅行・恋愛・仕事・勉強・遊び・けんか・我慢・反抗・達成感・幸福感・自立心・挫折・責任感・おしゃれ)をする機会をもち、それを通して知識を得、当たりまえの成長の過程をたどれるようにすること。
⑤ノーマルな個人の尊厳と自己決定
衣・食・住・仕事・趣味など本人の望む生活を認め、尊重すること。
⑥その文化におけるノーマルな性的関係
男性・女性どちらもいる環境にすること。
⑦その社会におけるノーマルな経済水準とそれを得る権利
平均的経済水準を保証されること。
自分で自由に使えるお金があること。
⑧その地域におけるノーマルな環境形態と水準
地域から孤立しないよう、大人数の住む大きな施設ではなく、その地域にとけ込んだふつうの家に住むこと。
地域との関わりが自然に生まれるような家に住むこと。
現在では、知的障がい者の暮らしのみならず、身体障がい者や精神障がい者そして、高齢者や児童の暮らしにまでノーマライゼーションが広がっている。
1970年代はじめにアメリカで、障がいのある学生たちが中心となって行われた「自立生活運動(IL運動)」のスローガンとして『私たちのことを私たち抜きに決めないで(Nothing about Us ,Without Us )』ということばが使われた。
彼らは、「障がいがあっても、自分の人生を自立して生きる」と主張し、介護の便宜のため施設に収容されて、その中での与えられた毎日の生活を拒否して、「障がい者のニーズがどのようなものか、そのニーズにどう応えるのかを最も知っているのは障がい者自身である」とし、自立生活運動を行った。
この自立生活運動は、全米に広がり障がい者を健常者に近づけるための医学モデルで行われていたリハビリテーションから、障がいがあっても自立した社会生活がおくれるようにするため、社会のバリアフリー化や、介助に必要なサービスを利用し、自己決定していく社会モデルのリハビリテーションへと一変させた。
活動予定
手話でコミュニケーション
してみませんか?
手話は「見ることば」で、
耳が聞こえない人の
コミュニケーション手段です。
基本のあいさつ、自己紹介や簡単な手話
から、楽しみながら学習できます。
毎月 第2水曜日
場所:西区民センター2階 第3会議室
時間:19:00~20:30
費用:無料
どなたでも参加できます。(申込不要)
ご都合の良い日程に、ご参加ください。
会員募集中!
障がい者が地域で孤立せず、必要な情報を敏感に入し、より良い生活していくために、障がい者団体は大きな役割を果たしています。
また、災害時には地域での日々の交流が何よりも大切です。
★地域で交流したい!
★新しい出会いが欲しい!
★障がいに関する情報がほしい!
★興味のある行事だけ参加したい!
★会報だけほしい!
入会の目的は様々です。
当会の理念、活動目的に賛同された方
興味のある方はぜひ、一緒に活動しましょう!
※聴覚障害者の方はこちらにご連絡下さい。
地域の皆様に、手話を広め
聴覚障害に対する理解を深めて頂く為の
様々な活動を行っています。
西区在住の聴覚障害者からのご連絡をお待ちしております。
西区聴言障害者協会
会長 本田 洋武(ほんだ ひろむ)
ファックス 06-6586-6731
メール vjanfissism@gmail.com
障がい当事者の辛さは、できないことにあるのではなく、理解されないことにあるのです。
身体障がい者のことをもっと多くの方に知って頂きたいと思い、講演・研修・体験学習などの講師活動を行っています。
●障がい者関連の団体・事業所
●一般企業・接客サービス業
●町内会・PTA
●学校
様々なシチュエーションに対応いたします。
企画内容やテーマなど、ご相談を含めお気軽にご連絡ください。
「西区身体障害者団体協議会」の理念・目的に賛同し支援していただける方、今後も活動を推進していくにあたり、財政面から支えていただくための寄付を募っております。当会の活動趣旨をお汲み取りの上、事業活動へのいっそうのご支援をお願い申しあげます。お気持ちの限りで、ご協力いただければ幸いです。皆様からの暖かいご支援を是非ともお願いいたします。
ゆうちょ銀行
店名:四一八 店番:418
預金種目:普通預金
口座番号:0954960
口座名義:大阪市西区身体障害者団体協議会